つくる (建設)
BUILD
01
本四連絡橋の紹介
工事着工から4半世紀をかけて完成した本州四国連絡橋。
その意義と、瀬戸大橋・明石海峡大橋・しまなみ海道の3ルート完成によってもたらされた
社会・経済的効果や世界に誇る架橋技術などを紹介しています。
02
橋の設計
明石海峡の激しい「潮流」、架橋予定箇所の「地質」、吊橋が最も深刻な影響を受ける「風」、「地震」、「船舶航行」の実状などさまざまな条件が調査され、その条件をクリアして十分な安全性を確保するために、独自の設計基準や斬新な設計手法などが創出されました。
03
橋の建設(下部工)
巨大な橋を支えている基礎部分の構造や工法、世界最大級の吊橋のために開発された先端技術、世紀の大プロジェクトを実現させた工事の内容などがわかりやすく示されています。
04
橋の建設(主塔)
明石海峡大橋の2基の主塔は、メインケーブルから伝わってくる橋の全鉛直力(主塔1基あたり約10万トン)を受けています。
この大きな荷重を支えている主塔の仕組みや架設技術などを展示しています。
05
橋の建設(ケーブル)
メインケーブルが描く雄大な曲線と、そこから真っ直ぐ橋桁に延びる無数のハンガーロープが明石海峡大橋の美しさの大きな要素です。ケーブルの素材や防食対策には画期的な技術開発の成果が採用されています。
06
橋の建設(補剛桁)
自動車の荷重を支えているのは、舗装の下にある鋼製の床組です。この床組を「桁」と言い、吊橋の桁を特に「補剛桁」と呼びます。吊橋全体の剛性を補い、道路として機能する路面をつくる重要な役割を担っています。
07
明石海峡大橋40mの風洞実験模型
明石海峡大橋は、従来の吊橋の規模をはるかに超えることから、部分模型ではなくより実物に近い全橋模型を使って耐風安定性の検証を行う必要があり、100分の1の縮尺模型を製作。さらにその全橋模型が入る大型風洞を新たに設置して、高い精度の耐風安定性照査を行いました。その結果、風速80m/sの暴風でも安定性が確保できることが検証されました。
橋の科学館には、この風洞実験に使われた全長40mの全橋模型が館内空中に展示されています。